• ホーム
  • お知らせ
  • AIを使った介護認定審査会資料の個人情報等のマスキングソリューション「aiezmask™」のサービス開始について

AIを使った介護認定審査会資料の個人情報等のマスキングソリューション「aiezmask™」のサービス開始について

2024年2月29日

株式会社NTTデータ・アイ(代表取締役社長 青木弘之 以下「当社」といいます)はAIを使い、介護認定審査会資料の個人情報等をマスキングするソリューションの開発を行い、「aiezmask™」としてサービスをご提供いたします。

背景

現在、介護保険認定者数は、日本全国で700万人を超えており、今後、ますます増加が見込まれます。こうした背景のため、介護認定事務を担う自治体では、認定期間短縮や認定者の増加に伴う事務負担への対策が課題となっています。
介護認定は、最終的に各自治体における介護認定審査会によって、審査・決定されます。認定審査の際、自治体は、審査のための資料を準備しますが、公平性のため、資料中の個人情報等をマスキングする必要があります。
このマスキングは、定性的な文章中から個人情報等を探すため、大量の文章を読み込む負担があるほか、ITの活用がしにくい状況にありました。

課題の解決について

当社は、前述の課題に対して、自然言語処理AIを用いて、文章内の個人情報を自動的に抽出しマスキングするソリューションを開発しました。
自然言語処理AIは、グループ会社で長年にわたり自然言語処理に取り組んでいるNTTデータ先端技術株式会社の「INTELLILINK バックオフィスNLP」※2を用いて構築することで高い処理性能と精度を実現しています。
また、AIでのマスキングのみならず、AI-OCRとのAPI連携※3やマスキング結果確認や修正などを行うためのサポート機能を多く備え、紙でのマスキングより効率的にマスキング作業が行うことができます。

イメージ図

今後について

当社は、2024.4月に「aiezmask™」(アイズマスク)というソリューション名で、サービス提供開始予定です。aiezmaskは、LGWAN-ASPとして、全国の自治体の皆様にご活用しやすいサービス型のソリューションとして提供し、自治体の皆様の事務の効率化をお手伝いいたします。
aiezmask 製品ページ

本件照会先

NTTデータ・アイ
第四事業部 第一統括部 第一営業担当 荒木、幸田
mailto: aiezmask_sales@nttd-i.co.jp

※1
本ソリューションは個人情報のマスキングを目的としており、個人情報の収集・他の目的での利用、外部提供を行うものではございません。また、処理対象とした個人情報は、外部漏洩を防止するため閉域網内限りで利用し、一定時間経過後はサーバより削除いたします。

※2
NTTデータ先端技術 INTELLILINK バックオフィスNLP
   https://www.intellilink.co.jp/business/software/backofficenlp.aspx
今後、NTTデータ先端技術株式会社では「tsuzumi」に代表されるような大規模言語モデルを活用することで、閉域網での提供等にもお応えしていきます。
tsuzumi:軽量でありながら世界トップレベルの日本語処理性能を持つ、NTTグループ独自の大規模言語モデル
   https://group.ntt/jp/newsrelease/2023/11/01/231101a.html
※3
aiezmask™は、株式会社NTTデータが提供する「共同利用型・スマート自治体プラットフォーム NaNaTsu」のAI-OCRツールDX Suite(LGWAN版)との連携が必要となります。
   https://winactor.com/product/nanatsu/

以上