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Story 02
NTTデータアイが多種多様なプロジェクトで培ったノウハウとNTTデータグループのフレームワークを連携・融合させたソリューション「GeekGEAR®」。
急速に進化するビジネス環境において、従来の拡張性に乏しいシステムでは対応しきれなくなり、より柔軟でスケーラブルな技術が求められている中、GeekGEAR®は既存のインフラを最大限に活用しながら、変化に即応できる形でシステムの最適化を実現します。
NTTデータアイの未来につながるソリューションが、今、動きはじめている――。
Member

1998年入社。SEとして中央省庁関連のシステム開発に従事。アプリケーション開発や基盤開発を手掛ける。その後、PM(プロジェクトマネージャー)として数多くのシステム開発で活躍。

2001年入社。各種省庁の基盤開発に携わる。その後、アプリケーション開発やPMとしてさまざまな公共系システム開発に従事。
GeekGEAR®誕生と社内への浸透
2023年4月に発足した技術本部は、NTTデータアイで初めての技術組織であり、社内からの期待は高かったものの、その提供価値は不明確でした。2023年10月に新たなソリューションであるGeekGEAR®が誕生し、技術組織の象徴として全社にメソッド・ソリューションを提供する役割が明確になりました。しかし、社内の各事業部からの認知度は低く、社長や幹部と連携し、広報活動として事業部配下の全15統括部に向け「GeekGEAR®キャラバン」を実施することに。

2023年7月に技術本部に異動になり、GeekGEAR®のPMに任命された時は、「GEAR-3(AP開発メソッド・ソリューション)」だけを普及・展開することがイメージされていました。一方、技術本部にはAMOソリューション(のちのGEAR-1)やTRC(のちのGEAR-2)といったサービスもバラバラな形で存在していたわけです。そこで、当時の社長と技術本部長がこれら3つのサービスをNTTデータアイの技術の結晶としてひとつにまとめてはどうかと話し合い、GeekGEAR®が誕生したという経緯があります。

その3カ月後に私がアサインされて、体制が強化されました。と言っても、私もそれまではSEだったので何ができるか分かりませんでしたが、広報担当として説明資料づくりや説明の段取りから分担しました。その後、2024年4月からプリセールスも兼務し、社内やグループ企業に対してGeekGEAR®を提案してもらう働きかけも担うようになりました。

全国の営業組織や地域会社を回って説明キャラバンを行いましたが、最初の反応は必ずしも好意的ではありませんでしたね。現場では既存のプロセスで十分に成果を上げているという自負が強く、新しいソリューションに対する抵抗感がありましたね。

私も元SEなので、現場の負担や反発も理解できましたが、GeekGEAR®は単なる新しいツールではなく、お客様とグループ全体の生産性向上に寄与するソリューションだという点を強調していきました。

効果を証明する実績がなかったため、既存のGEAR-1(AMOソリューション)やGEAR-2(リモート運用ソリューション)の効果事例をつなげて説明しましたが最初はうまく伝わらず、苦しみましたね。ある地域会社が本気で「これは使える」と言ってくれたことで、チームのモヤモヤが晴れました。お客様のためにならないかと一生懸命考えてくれる仲間がいると再認識できて、私たちももうひと段階ギアを上げなければ、と思いましたよね。


関係性と信頼が成長を支える
新たな技術とソリューションを集約して誕生したGeekGEAR®は、NTTデータアイの次代を切り開く革新的なサービスです。その立ち上げから現場でのフィードバックを通じて成長を続け、少しずつ認知を広げています。しかし、まだ多くの課題が残っているのも事実です。

最近はGeekGEAR®への関心が高まり、現場からの反響が増えていますよね。どのように進化してきたのでしょうか?

最初は分かりにくい部分がありましたが、現場からのフィードバックを取り入れ、ブラッシュアップしてきました。その結果、問い合わせも増え、少しずつ形になってきています。また、これまでとは立場が変わり、関係性を大切にしながら意見をもらえる環境の重要さを学びました。

私も、以前から長くお付き合いいただいているお客様にGeekGEAR®をご紹介したところ、「小嶋さんが言うなら」と導入していただけたんです。こういう時に、関係性の重要さを実感しますね。
そしてこれからの課題としては、技術本部としてGeekGEAR®でどれだけの成果を上げるかという事業計画です。その案作りも経営から任されているので、現実的な目標を設定しなければなりませんね。

実績がないだけに難しいですね。経営としての思いと現場の現実的な対応力を勘案しなければなりませんから。
GeekGEAR®は複合的なサービスですから、顧客のニーズに合わせてさまざまな要素を組み合わせて提案できます。そのため、売りやすくするためにメニュー表を整備することも必要だと感じています。

成長するソリューション、
GeekGEAR®
NTTデータアイが手掛けるGeekGEAR®は単なる技術提供にとどまらず、社会の基盤を支える存在として進化しています。そのもたらす可能性を探りながら、GeekGEAR®はさらなる挑戦を続けていきます。

GeekGEAR®は、NTTデータアイの技術本部が自立の道を歩みはじめた象徴ともいえます。これまではNTTデータに頼っていた技術機能を、グループ会社として初めて独自に構築しました。今、私たちの事業規模は大きくなり、新たな次元へと成長するタイミングに来ています。このソリューションは、単なる技術提供に留まらず、私たちの強みを活かした公共領域の基盤として、NTTデータに代わる真のプライムを目指すキープロダクトなのです。

その通りですね。GeekGEAR®は、提供して終わりではありません。案件への適用を通じて得たノウハウを活用し、常にブラッシュアップを図っています。技術革新に対応し、陳腐化しないスタンダードとして進化を続ける――そうした「成長するソリューション」を目指しています。

公共系のお客様が多いということは、その先にあるのは日本国民の皆さまの生活そのものです。このソリューションがもたらす恩恵の裾野は非常に広く、社会の変革に対する貢献度も高い。やりがいを感じますね。

確かに、私たちの取り組みが人々の生活を支える基盤となるのは大きな責任ですが、その分やりがいもあります。こうした貢献を実現するために、これからもGeekGEAR®の可能性を広げていきます!

その意気込み、頼もしいですね。これからの活躍を期待しています。

ありがとうございます!全力でがんばります!
